9章

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あれからしばらく清美津からの接触はなかった あったとすれば俺があの後熱を出して倒れた事ぐらいだろ 昔のことを人に話したのは久しぶりだったと思う それを思い出すのもだ 熱で倒れたとき 俺は清美津にこれからどう接していくんだろうって考えた 俺は確かに昔のことを恨んでいるかもしれない… だけど今はそんな気持ちより清美津が心配だ 昔から清美津はため込んで吐き出す奴だった それを考えると清美津に何かあったと思わざるおえない お前が俺を殺そうとするのなら俺がお前を殺してやる そして俺も死んでやる! .
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