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「君達その子が困っている見たいですよ?」
後ろからふと声が聞こえた
振り返った男どもが口々に
「し、新選組!?」
「貴方達は長州の者ですか?」
その台詞に振り返ると浅葱色でダンダラ模様の羽織を着た一人の少年が立っていた
「ちっ…お前等行くぞ」
「そうだな…」
「残念…」
羽織を着た少年は男達が立ち去ったのを見て
「貴女大丈夫ですか?」
「………」
少年は黙っていた
女扱いをされるのはもううんざりだと
「あの…大丈夫ですか?」
「…………だ…」
「すみません聞き取れなかったのでもう一度お願いしてもよろしいでしょうか?」
「俺は…男だ!!!」
「ええぇええ!!!」
その夜は二人の叫び声で目覚めた町人がたくさんいたそうだ…
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