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「頑張ってルール
覚えるもん!」
「はいはい。」
俺は聞き流すように返事をして寝転んだ。
「私ちゃんと彼女として
工藤くんを支えられてるのかな…?」
急に暗くなる夏香を俺は抱き締めた。
「く…どう…くん…?」
「俺は夏香がいい。」
「へっ…?」
「俺はお前じゃなきゃ無理。
そばにいるだけで
十分支えられてる。」
世話かけんなっての…。
俺は口下手だからこういう時うまく伝えられるか不安なんだよ…。
でも俺は夏香じゃなきゃ
もう一度恋をすることなんてなかった。
夏香だからまた人を
好きになれたんだ…―
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