episode.2

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  俺は中学の時も野球部に所属していて、キャプテンだった。 中学3年の春、 俺はある1人の子に出逢った。 ― 「あっ、わりぃ。  捕ってきてくれ!」 キャッチボールをしていて、相手が大きくボールを反らした。 「面倒くせぇ…。  帰りにジュースな。」 俺はそう言って小走りでボールを捕りに行った。 「何だよ…ねぇじゃん…。」 確かここらへんにボールが行ったはずなのに…。 「あのぉ…。探し物はこれですか?」 後ろを振り返ると、色白でほんわかした女の子がボールを持って立っていた。 「あっ…どうも。」 俺は帽子を取って頭を下げた。 .
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