物好きなのは

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物好きなのは

…自分は相当の物好きな人間に貴方には見えるでしょうか? 貴方は自分に冷たい態度をとったりする 時にはその鋭い刃を向けてくる 邪険してきては無視を決め込んでくる …それでも自分は貴方の良いところを知ってるからそんなことも許せるんだ。 顔を見たくないと口にしても会っては少し笑う貴方 五月蝿いと言いながら話を聞いてくれる貴方 なんだかんだ言って自分に触れてくれる貴方 優しさを持っている貴方 そんな貴方が愛しくって堪らない…。 貴方は物好きと言って鼻で笑うけれど…でもそれは貴方もではないでしょうか? こんな物好きを構ってくれてる時点で同じ…。 そう思いませんか? 「おい、辰馬…いい加減離れろ」 「嫌じゃ…もう少しこのままがいいき」 「……勝手にしろ」 …だから自分は貴方が愛しい。 …ねぇ、君には…僕のこと知ってほしくはないんだ。 …君は大切なんだよ…だから僕を知らないでいいんだよ 僕は大切だから…教えたくないんだ 僕は汚い人間なんだから…。 だから君に教えられるんだったら…どんなによかったろう…。 ごめんね…でも人間こんなもんだよねって開き直りたいな………。 END
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