部屋とドル円と私

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そんな自称天才が実はただのアホだという事に気づいたのは、会社の後輩に自慢げに自分の作戦を説明した時でした。 後輩 「あぁ…トレール注文の事ですか?」 俺 「えっ?なんて?」 後輩 「だからそれはトレールっていう一般的な注文方法ですよ。 まさか、知らなかったんですか?」 俺 「し、知ってるわ。 当たり前やん。 …で、そのトロ―ルって強いの?」 後輩 「トレールっ! トロルはドラクエに出てくるオカンみたいな敵でしょ。」 俺 「え?お前のオカン、トロルに似てんの?痛いなぁ。」 後輩 「ほっとけや。」 こうして上手く誤魔化した俺は、家に帰ってからトレール注文について調べました。 そして、自分のやり方が○秘でもなんでもないことより、自動でやってくれるシステムがあることに驚きました。 俺の取引してるFX会社ではそんな便利な機能がついていない(口座数No1なら何とかならんのかいな)ので自分で頑張って注文変更してたのです。 ただ、元々スワップ派として1日100円の利息目当てに始めた(ちょっと道を外れたけど)ぐらいなので、 ちまちま稼ぐやり方は自分には合っていたのかもしれません。 怒涛の3連敗により、2日で-7万円までいったのが、 ちょこちょこ1日1000円から3000円程度を取り戻し、 5ヵ月ぐらいかけてプラス2万円程度まで盛り返しました。
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