No.14

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「…なと…湊…ねぇー湊」 「あぁーやっと起きた」 目を開けると目の前に筑音のドアップ顔があった 「うわっ!つっ…筑音?」 辺りを見渡すとそこは生徒会室だった あれ…何故俺はココにいるんだ? 「まだ、寝ぼけてるのかお前は」 「いっ…て…」 横からいきなりタオルを投げられた 横を見るとそこには新一がいた 「しっ…新一・黒田君」 その隣には黒田君がいた そっか…さっきまでのは夢だったんだね 筑音が俺を刺すはずないもんな 体の痛みもないし 杉浦にヤられた感じもない 「よかったぁー」 そうか、夢だったんだ どこから夢だったのかわからなかったけど 「何が良かったの?」 筑音が不思議そうな顔をして聞いてきた 「いや~ちょっと嫌な夢見ちゃってさ」 「嫌な夢?ってどんな夢?」 「筑音が俺を刺した夢。ほんと変な夢見ちゃったよ」 「へぇー夢ねぇ~」 そう言うと筑音は俺に近づいてきた いつの間にか新一と黒田君がいなかった 「それ…夢じゃないよ」 そう言って筑音は俺にナイフを振りかざした 「うわぁぁあぁーーー!!!!ハァ…ハァ」 周りを見渡すと 生徒会室じゃなかった 真っ白い清潔感あふれた天井が目に入った 夢? 体を動かそうとしたとき背中が痛んだ 「こっちが現実か…」 俺が筑音に刺された事は本当なのか それにしてもココどこだ? 。
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