No.14

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右を見ると窓が目に入った 外は快晴で雲一つない 逆の方、左を見ると点滴があった…。 点滴は俺の手に繋がっていた 病院? ココは病院なのか? 病院だとしたら…何故俺は病院にいるんだ? もしかしたら誰かが倒れている俺を見つけて病院に運んでくれたのだろう 「それにしても…全身が痛い」 そして腹が減った 起き上がろうとしても背中が痛くてなかなか起き上がれない 今何時だ?と思い時計を見ると1時だった 「こんなに寝ていたのか」 12時間以上か?寝てたのは ふと、目を瞑ると筑音のあの悲しそうに笑った顔が浮かびだした そしてあの言葉 『僕は一度も湊を友達だと思った事ないよ』 「っ…!!」 胸がまた痛みだした…。 「痛いな…心も体も」 ハァーと、ため息をつこうとした時いきなり扉が開いた ガラガラ 「っ…!!」 誰だ?と思い扉の方を見るとそこには、花束を持ったあの人がいた 。
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