No.14

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「宇佐美…先輩?」 「天川!!」 先輩はいきなり近づいてきた ちょっとビックリしたぁ 「お前…いつ起きたんだ?」 「今ですけど…」 「良かった。5日間も目覚めなかったから心配したんだぞ」 そりゃそうだ。5日間も目覚めなかったから誰だって心配するよな …って、誰が5日間も目覚めなかったんだ? …この場合俺しかいないよな うん。 って! 「俺!5日間も寝ていたんですか!?」 嘘だろ!そんなに寝ていたのかよ どうりで背中の傷以外は痛くないと思ったぜ 「そうだ。中村から電話があったから良かったがもしなかったらお前は死んでいたかも知れないんだぞ中村に感謝しろよ」 「筑音が…?どういう事なんですか?」 「天川の帰りがあまりにも遅くて俺と新一で探しに行ったんだがなーーーーー」 先輩が言うには 俺を探して一時間くらいたった頃 筑音から新一に電話が来たという 『もしかしたら見土山公園の近くの自動販売機にいるかもしれないよ。その近くで僕の友達が湊らしき人を見たんだって』 そこに行くと俺が倒れていたらしい まさか筑音が… 俺を助けたとは やはりあの言葉は嘘だったのではないのかと思ってしまう いや…そう思いたい 。
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