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あれ?
なぜ…俺は『親友だった奴です』と過去形で言ったんだ?
「そうだったのですか。
では、只今持って来ますのでお待ちください」
そういって、朋樹と名乗る店員はカウンターへさがって行った
それと同時に兄貴が戻ってきた
「まだ…来てないのかよ」
兄貴は軽く舌打ちをして席についた
「兄貴?電話大丈夫なの?」
「あぁー大丈夫だ。それよりもまだ注目したやつ来ないのかよ」
そりゃ来ないでしょ
今さっき 話し終わったから、今から注目したやつつくってるんだもん
「今さっき頼んだから」
「そうか。それにしてもまだ5月の下旬かよ」
兄貴は外を見ながら呟いた
「そうだね。色々あってもう一年くらいたってる気がするよね」
「つーっか…177ページも、もう書いてるのにまだ約2ヶ月しかたってないのが意味がわからない。1日1日が長いんだよな」
「この作者が一番気にしてることを…」
「計画性がないんだよな」
兄貴の愚痴が続く中さっかの店員、朋樹が紅茶とカルピスとケーキを持ってきた…
って、ケーキ?
「あの…俺、ケーキ頼んでないよ?」
「あっ…これは私の気持ちです。さっき悲しい顔をしていたので気になって」
「あっ…ありがとぅございます」
俺、悲しい顔してたのか
「では、スパゲティーはもう少々お待ちください」
朋樹が立ち去ると兄貴はそれを目で追って不思議な顔をした
。
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