7010人が本棚に入れています
本棚に追加
/334ページ
「湊~一緒に帰ろ」
今の季節は夏
「いいよ。今日は生徒会ないし」
長袖から半袖に変わり
クラスでは、グループが完全に決まってきた
「じゃあ!早く行こうぜ」
早いことに俺が刺されてから2ヶ月がたったというわけだ
つまり7月の半ば
兄貴がああ言ってからなのかは、わからないけどあっという間に月日がたったのだ
「湊ってさ~5月からえらい性格変わったよな」
「えっ?そう。どんな感じに」
そして 今話しているのは、狩屋 圭(カリヤケイ)
黒髪のふんわりで綺麗な透き通る目をしていてカッコイイというより綺麗な奴
身長は兄貴と同じくらいだから175㎝くらいかな
退院してから仲良くなったやつだ
とても愉快な奴だ
「眼鏡じゃなくなったと言うのもあるが…なんだろ雰囲気かな?俺にもよくわからないや」
「なんじゃそれ(笑)……
あっ!そうだちょっと喫茶店行ってもいい?」
俺はいきなり立ち止まってある喫茶店を指差して言った
「あぁ~いつものか。いいよ」
圭の了承も得て俺達は喫茶店の『猫黒田』に入った
。
最初のコメントを投稿しよう!