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「朋樹って、なんか俺にだけ冷たいよな」
「そんなことありませんけど?」
二人の会話を見ていると筑音とはやっぱり違うと改めて思う
顔は似ているけど、雰囲気とかが…
するとふいに目の前で朋樹の手が左右に揺られているのに気づいた
「何?湊、遠い目しちゃってるだ?」
「へぅっ!?べっ…別に」
いきなり手を前に出されてビックリしてしまい変な声がでてしまった。はずいな
「なんはさぁ…みはとって、よくとほきを見はがらホーっとしへるほな(なんかさぁー湊って、よく朋樹を見ながらボーっとしてるよな)」
圭は飲み物に入っていた氷をゴリゴリと食べながら言ってきた
おかげで何を言っているのか聞きづらくてしょうがなかった
「私がとても大切な友人に似ているんですって」
そんなに似てるんですかね?
そう言いながら
朋樹は自分の顔をムニーといじった
あぁ~…だけどそういう姿を見るとやっぱり似ているっと思ってしまう
「大切な友人?」
「圭もたぶん。見たことはあると思うよ」
だって2ヶ月ちょっと前までは同じ学校にいたんだから
「誰だ?」
と言いながら、圭は朋樹の顔をガンミし、いろんな人の顔を思い出してるようだった
と、その時
さーくらの~はな~び~ら~♪
マナーモードにし忘れていた俺の携帯が鳴った
「っあ!ごめん。電話だ」
そう言って俺は誰から来たのかと確認しないで電話にでた
。
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