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眞鍋さんと呼ばれた人物は新一に少しずつ近づいてきた
「おっきくなったね。新一君。俺よりも大きくなっちゃって…」
近くで見ると本当に綺麗な人だ
「別に…」
新一はそう言いながら俺を何故か後ろに隠した
「冷たいなぁー。別に…って。
あれ?なんでその子俺の前から隠すの?」
眞鍋さんという人はひょいっと新一の後ろの俺を見た
「別に隠してません」
「ふぅーん。それにしても可愛い子だね。新一君の恋人?」
「いえ…。恋人じゃありません」
そういって新一はまた俺を眞鍋さんと言う人に見えない位置に俺を後ろに隠した
「じゃあ好きな子だ!」
「だからなんだって言うんですか…それよりどうしてアナタがココにいるんですか?」
眼鏡をグイッとあげながら新一は睨みをきかすように言った
「あれ?亜希から聞いてないの?俺今日からこの学校に通うんだよ。そして生徒会役員書記に勤めさせていただくの」
亜希?今、、この人宇佐見先輩の事亜希って呼び捨てで言った
俺はつい新一の服を握ってしまった
それに気づいてなのかわからないが
新一はいきなり俺の腕を握り扉を開けて出ようとした
。
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