No.20

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「すみません…なんでもありません」 俺は笑って、今の思考を削除しようと頭をブンブン振った そんな俺を見て先輩は苦笑して優しく俺の頭(ブンブンしているの)を止めて 「そんなに振ってると気持ち悪くなるだろう」 と優しい声で言ってきた 俺は単純なのだろうか そんな先輩の言葉を聞いただけで俺の中の不安がスーッと小さくなりはじめた このまま不安が消えてなくなりそうになったとき 「うっ~」 眞鍋先輩がいきなり奇声?を発しながら俺に飛びついてきた 「うぐっ!!」 俺はその勢いで倒れてしまった 「いた」 そして眞鍋さんも倒れてしまった 「天川!!…おい空羽危ないだろ。天川が潰れたらどうすんだよ」 そう言って先輩は心配そうに俺を見てきた 「あはは~ごめんね湊君があまりにも可愛くて飛びついちゃった」 眞鍋さんはそう言いながら立ち上がろうとするとき 「おっと」 グラツいてまた倒れそうになった 「大丈夫で…!」 俺が心配になって声をかけた瞬間 「俺、、まだ、亜希の事好きなんだよね」 眞鍋さんは俺の耳元で俺にしか聞こえない声でそう言った 。
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