7012人が本棚に入れています
本棚に追加
/334ページ
「すみません…なんでもありません」
俺は笑って、今の思考を削除しようと頭をブンブン振った
そんな俺を見て先輩は苦笑して優しく俺の頭(ブンブンしているの)を止めて
「そんなに振ってると気持ち悪くなるだろう」
と優しい声で言ってきた
俺は単純なのだろうか
そんな先輩の言葉を聞いただけで俺の中の不安がスーッと小さくなりはじめた
このまま不安が消えてなくなりそうになったとき
「うっ~」
眞鍋先輩がいきなり奇声?を発しながら俺に飛びついてきた
「うぐっ!!」
俺はその勢いで倒れてしまった
「いた」
そして眞鍋さんも倒れてしまった
「天川!!…おい空羽危ないだろ。天川が潰れたらどうすんだよ」
そう言って先輩は心配そうに俺を見てきた
「あはは~ごめんね湊君があまりにも可愛くて飛びついちゃった」
眞鍋さんはそう言いながら立ち上がろうとするとき
「おっと」
グラツいてまた倒れそうになった
「大丈夫で…!」
俺が心配になって声をかけた瞬間
「俺、、まだ、亜希の事好きなんだよね」
眞鍋さんは俺の耳元で俺にしか聞こえない声でそう言った
。
最初のコメントを投稿しよう!