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今は土曜日の夕方
いつもの三人で喫茶店の黒猫田にいる
「湊君…大丈夫ですか?」
朋樹が俺の顔を覗いてきた
あぁー可愛い
しつこいと思うが本当にこんな所は筑音に似てると思う
なんか朋樹見てると落ち着くなぁ
最近あった嫌な事も全て忘れてくよ
「湊君?」
あぁー心配そうな顔してる
本当に可愛いなぁ
「おーい。朋樹、飲み物取ってきたけど…って…こいつどうしたんだ?」
横から圭の声が聞こえるけど何言ってるのだろう
「さっきから声かけてるんですが…なんの反応もなくて」
「しょうがねぇー…
湊~!!そろそろ起きやがれ!!」
バシン
何か変な物音?と共に頭がじりじりとズキズキしてきた
って…ズキズキって
「いったぁー!!!何すんだよ圭!!」
「起きたか湊」
俺、今、何に殴られたんだ?
ゆっくりと恐る恐る圭の手元を見るとそこには
「手紙?」
複数の束の手紙が握られていた
。
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