No.21

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今は土曜日の夕方 いつもの三人で喫茶店の黒猫田にいる 「湊君…大丈夫ですか?」 朋樹が俺の顔を覗いてきた あぁー可愛い しつこいと思うが本当にこんな所は筑音に似てると思う なんか朋樹見てると落ち着くなぁ 最近あった嫌な事も全て忘れてくよ 「湊君?」 あぁー心配そうな顔してる 本当に可愛いなぁ 「おーい。朋樹、飲み物取ってきたけど…って…こいつどうしたんだ?」 横から圭の声が聞こえるけど何言ってるのだろう 「さっきから声かけてるんですが…なんの反応もなくて」 「しょうがねぇー… 湊~!!そろそろ起きやがれ!!」 バシン 何か変な物音?と共に頭がじりじりとズキズキしてきた って…ズキズキって 「いったぁー!!!何すんだよ圭!!」 「起きたか湊」 俺、今、何に殴られたんだ? ゆっくりと恐る恐る圭の手元を見るとそこには 「手紙?」 複数の束の手紙が握られていた 。
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