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「香さん…ご飯だって」
お義兄さんの香さんはご飯になっても部屋から出てこなかったから僕は部屋まで呼びに行った
ノックをして扉を開けるとそこには部屋を暗くして携帯を見てる香さんがいた
「香さん…どうしたの?」
僕がそう言うと香さんはゆっくりと僕の方に視線を向けた
「あぁーツクかぁ~…兄ちゃんって呼べっていつも言ってるじゃないか」
香さんは僕の事をツクと呼ぶ
「香さんは香さんだよ」
「まったく。いつになったら私の事を兄ちゃんって呼んでくれるのかなぁ」
香さんは一人称は私だ
それがとても似合っている 白い肌に綺麗な顔日本の美しさと言うのだろうか
「う"ーまたそれ…」
「まぁーいつか呼んでくれる事を願うか。っで、なんだっけ?」
「だから。ご飯だってよ」
「あぁーもうそんな時間か」
香さんはゆっくりと携帯を自分のポケットにしまった
そして、僕の頭をポンっと叩いて僕の横をすり抜け部屋を出ようとした
しかし、僕が下を向いて立っているのに気づいたのか
「どうしたんだ?ツク」
立ち止まった
。
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