No.24

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黒田 草視点 俺には大切な人がいる いきなり何言ってるんだと思ってるだろうが… 兎に角、命をかえてでも守りたい存在がいるんだ そいつと初めて会ったのはつい最近の事なんだが、、 いきなり元同級生の友達から電話がかかってきたんだ 「お~お久しぶり」 『久しぶりです。』 「どうしたんだよいきなり」 『あの…突然なんですがー…』 その時の事は今でもはっきりと覚えてる だって、あの会話がコイツ杉浦 香と話した最後の会話で、俺の大切な人と出会えた会話だったんだから でも、まさか、それの次の日に香が死んだニュースを見るとは思わなかった… 最初の頃のその子は人生が終わったような顔をしていた 二言目には僕は死ななきゃいけない 生きてちゃいけない という言葉だった しかし、 筑音…は やっと。やっと。 生きていくと決意してくれたのに どうしてあの時、俺をかばってお前は車にひかれてしまったんだろう 筑音の笑顔 筑音の可愛い声 見たい 聞きたい お前はいつ目覚めるんだろうか? 俺はいつまでも待つよ 赤いアネモネの花を持って でも、できれば俺がしわくちゃになる前に目覚めて欲しい カッコイい姿でお前に伝えたいことがあるから 赤いアネモネの花言葉は『君を愛す』 。
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