No.24

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学校につくと俺は生徒会の仕事があると思い出し急いで生徒会室に向かった 本当はあんまり生徒会室に行きたくないんだけどな… でも、確か仕事が溜まっていた気がした 「めんどくさいよな…」 そうボソッと呟きながら生徒会室に入る すると、 まだ、宇佐見先輩と眞鍋さんしかいなかった 最悪な所に来てしまったな 俺の存在にまだ気付いていない二人は仲良さげに会話をしているようだった なんか…胸がズキズキする 体調悪いのかな なら、帰ろうかな… っと、そう思い生徒会室を出るため踵を返そうとしたら 視界の端っこで二人がキスをしたのが目に入った 「っ…」 ビックリした… それが最初に思った気持ちだった そして、次に悲しみが押してきた 俺は言葉も出ず ただボーゼンと二人を見ることしかできなかった 両目からはポロポロと涙が流れてくる あぁ…そうか 先輩は本当は眞鍋さんの事がまだ好きなんだ… でも、別れちゃって それで、俺を身代わりにしてたのか 少し長いキスが終わり眞鍋さんは俺に気づいた そして、ニヤリと顔を歪ませた その眞鍋さんの視線に気づいたのか…宇佐見先輩も続いて俺を見る そして、すごい驚いた顔をした 「天川…おまえいつから」 先輩は慌てて俺に近づいた けど、俺はソレよりも早く 「お邪魔しました」 っと言って生徒会室をあとにした 後ろから宇佐見先輩の声が聞こえた-----。 。
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