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加賀 新一 視点
朝…学校につくといきなり雨が降ってきた
「天気予報見といて良かった」
俺はすぐに傘をさし校門に向かった
傘は折りたたみだから水をきってビニール袋に入れて鞄に入れる
そして、真っ直ぐと生徒会室に向かう
廊下はしーんと静まり返っていて俺の足音だけが響いている
ちなみに今は一限目の途中
朝から少し体調が悪い俺は医者に見てもらってから学校に来たからまぁー言わば遅刻
別に生徒会メンバーは授業免除があるから今日は休もうと思ったんだけど
確か生徒会の仕事が少し溜まっていた気がしたから来てやったわけだ
生徒会室につくと中には眞鍋さんしかいなかった
「おっ!おはよう新一君」
「おはようございます」
正直俺はこの人が嫌いだ
何かと湊にちょっかいだしてるし
別に宇佐美亜希と、より戻すなら戻すでこっちは好都合だけど、湊を悲しませる事なら話は別だ
「新一君。顔少し赤いけどどうしたの?」
そう言って眞鍋さんは近付いてきてオデコを触ってきた
ビクッ
不覚にも冷たい手が朝から熱ぽい俺の額にあたり少し気持ちいいと思ってしまった
「熱あるじゃん!?もう帰った方がいいんじゃない?」「…いえ、今来たばかりなんで」
「そんな事言わない。先生には俺から言っとくからね、、君は好意に甘えて帰りなさい」
「……」
確かに、体がさっきよりもだるくて仕事も出来そうにない
俺は素直に頷き生徒会室を出て行った
今日、湊と会ってねぇのにな
。
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