No.5

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「うっ…」 あれ俺寝てたんだ? そう言えば確か学校に俺、居たような気がしたんだけど どうして家にいるんだろう まぁーいっか、それにしても腹減ったなぁ 俺はキッチンに向かったするとそこには 真剣な顔でオレンジジュースを飲んでる兄貴がいた。 その顔にオレンジジュースは似合わないからと思いながら兄貴に近づくと 「っ!!湊!」 俺に気がついた兄貴は俺にいきなり抱きついてきた 「ちょっ…兄貴っ!何?苦しいんだけど」 「湊…良かった。良かった。」 どうしたんだろうと思いとにかく兄貴を一旦イスに座らせた 「兄貴どうしたの?」 「なんでもない」 「なんでもなくないでしょ」 俺は兄貴から目をそらさずに言うと 兄貴はニッコリと笑いながら 「本当になんでもないよ」 っと言った その笑顔があまりにも悲しそうだったので…俺はそれ以上何も聞けなかった 。
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