7010人が本棚に入れています
本棚に追加
/334ページ
湊を柊先輩に渡した後
俺はなんだかイライラしてた
だから、迎えの車を呼んでさっさと帰ろうとした
「学校はどうでしたか?新一様」
執事の楓が話しかけてきた
楓は70歳近くで俺が生まれた時にはもうすでにいた
俺が唯一なんでも話せる人間だ
「あぁ…別に。なんかあったと言えば五年ぶりにあの人と話した事かな」
「亜希様とお話なされたんですか」
「あぁ"」
楓はそれ以上話を聞かなかった
それがどんなに嬉しいことか。おまえはわからないだろう。
俺はいつの間にか寝てしまった
そして懐かしい夢を見た
俺がまだ
『宇佐美 新一』
だった頃の
。
最初のコメントを投稿しよう!