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宇佐美家は長男が跡を継ぎ
長女は他の会社の御曹司と結婚する役割が昔から決まっていた
しかし…
俺は長男でも長女でもなく次男
何も期待されなく
必要とされていない存在だった
どんなに頑張ってもほめてもらえない立場であった
しかしそんな事は心ではわかっていたけれど
子供ながらに褒めてもらいたいと思い俺は勉学と運動を頑張った
しかし
俺の努力も虚しく
誰も
誰も
誰も
褒めてはくれなかった
友達さえ
「さすが宇佐美 亜希の弟だけあって頭いいよな」
俺自信を褒めてくれなかった
俺は兄を憎んだ
もし兄がいなかったら
なんども…なんども
思った
そんな事を思ってもむなしいだけだと無駄だとわかっているのに
。
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