No.6

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宇佐美家は長男が跡を継ぎ 長女は他の会社の御曹司と結婚する役割が昔から決まっていた しかし… 俺は長男でも長女でもなく次男 何も期待されなく 必要とされていない存在だった どんなに頑張ってもほめてもらえない立場であった しかしそんな事は心ではわかっていたけれど 子供ながらに褒めてもらいたいと思い俺は勉学と運動を頑張った しかし 俺の努力も虚しく 誰も 誰も 誰も 褒めてはくれなかった 友達さえ 「さすが宇佐美 亜希の弟だけあって頭いいよな」 俺自信を褒めてくれなかった 俺は兄を憎んだ もし兄がいなかったら なんども…なんども 思った そんな事を思ってもむなしいだけだと無駄だとわかっているのに 。
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