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『ユカ?…走らないの!…』
『ハーイ!』
ユカは、足を止め…
後ろを振り返った。
『あらあら、幼稚園?』
初老の、おばさんが言った…
『はい…おはようございます…』
ユカの母、ミサキが挨拶した。
『おはようございます…ユカちゃん、日に日に…大きくなって…可愛いわねえ?』
『いえいえ、言う事…聞かなくって…』
ミサキが、ユカの黄色い帽子の上に…
手を置きながら、言った…
ユカは…
心で、カウントした…
‘負のカウント9862回…あと…138回だ,
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