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まどかの涙が止まらない。
俺は気が付いたらまどかを抱きしめていた。
何も考える事もなく
彼氏じゃないけど
ただの幼なじみだけど
謝罪の言葉しか出なくても
ただ、そうしたくて……
「ごめん」
「待ってたんだから!……待ってたんだからぁ……」
こんな事でまどかの気が晴れると思ってない、
こんな事で六年間が埋まるなんて思ってないけど……
泣きじゃくる幼なじみが泣き止むまで抱きしめていようと思った。
抱きしめていたかったんだ……。
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