変わらない日常

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優哉side 「学校でバーベキューするなんてお前らはいったい何考えてんだ!」 校長室に入った途端、教頭が俺と涼也に向かって怒鳴る。 「でも生徒手帳のどこにも屋上でバーベキューをしてはいけないなんて書いてないじゃないですか!」 俺は生徒手帳を開いて反論する。 「書いてなくたって常識で分かるだろ!」 俺の発言が教頭の逆鱗に触れたのか俺と涼也は20分以上こってり絞られた。 「あーあ。肉代無駄になっちまったな」 教室に戻る途中に俺がぼやく。 「教頭説教長いんだよ」 涼也も隣でぼやいている。 「全く…はめ外すのは良いけど程度を考えろ。校長や教頭に文句言われるのは俺なんだぞ」 そう言ったのは2年3組の担任である島岡統(シマオカ オサム)先生。見た目はヤのつく自営業みたいか格好だがこれでも2年生の英語担当教師の1人である。俺達が何か騒ぎを起こすと必ずといっていいほど島岡先生も怒られるらしい。 涼也と俺が教頭の文句を言っていると俺達のクラスである2年3組が見えてきた。
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