変わらない日常

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「全く何やらかしてんのよ優哉と涼也は」 そう言ってきたのは先ほど優哉達の所にやって来た少女だった。 「つーか百合。お前のせいで肉代もろもろ全部パーになっちまったじゃねえか。弁償しろよ」 「はあ?逆ギレ!?あり得ない…」 「何!?逆ギレなんかじゃ…」 「おいおいそこのカップル仲良くしろよ」 「「カップル何かじゃねえ(ない)よ」」 男子生徒の冷やかしに俺と百合が同時に答えた。 彼女は原田百合(ハラダ ユリ)涼也と同じく俺の幼なじみで俺達2人のストッパー役として俺達のイベントを終わらす役回りが多い。 百合は1年の時に風紀委員をしていたのだがその風紀を乱す筆頭といってもいい俺と涼也とはそれなりの激闘を繰り広げてきた。 まあそれ以外では仲の良い女友達として大切な仲間の1人である。
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