お仕事いっぱい面倒いっぱい

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あああ、何てことだ。 生徒会とあれば、こんな事態は想定の範囲内であったというのに。 「……毎日毎日居残り……。あたしはもう限界。そろそろコントローラーを握り締めて旅に出たい」 「だよなだよな。羽は因みに今どのへん?」 「放置し過ぎて忘れた、家つきゃ疲労困憊バタンキューなのですよ」 はぁー、と溜め息をつきながら仕事に勤しむあたし。 ゲームがしたい、一体どのあたりまでやったのだろう。 「オラそこ、ゲーム談義してねーで作業しやがれ」 さくさくと作業を進めながら鋭矢が一喝する。 「談義っていうほど話してねーし、作業もちゃんとしてるし、話に入れないからって拗ねないで下さい王子ー」 「誰が拗ねるか!」 「そーだぜ羽、鋭矢はそっちじゃなくて羽と楽しげに話す俺に嫉妬して拗ねてんだよ。やっだもう王子ったら!」 最後らへんはオカマっぽくオーバーアクションを取る光星君(小指を立てるな小指を!)に、鋭矢はうるせぇ黙れとそっぽ向く。 あら否定しない、まさか図星? そう思ったら何やらあたしまで恥ずかしくなってきてしまって。あたしは何も言えなくなって俯いた。
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