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「ん゙~…ねむた……」
昨日は、聖良ちゃんと話してから、寮の自分の部屋に戻って片付けして……
色々と疲れて、そのままベッドに倒れ込んで寝てしまったのだ。
「…今何時だろ。」
時計を見ると、8時15分だった。
「やばい!!2日目から遅刻は相当やばい!!」
私は猛スピードで支度をして、寮を出た。
「はあ…はあ…ま、間に合った…。」
私は、自分の教室、1年A組に駆け込んだ。
すると、教室の端の方で何やら人がざわざわと集まっていた。
「あら、おはよう夏名さん。」
「あ、おはよう聖良ちゃん。」
「同じクラスで嬉しいわ。」
「そうだね。ところで…何であんなに騒がしいの?」
私は人だかりの方を指差して尋ねた。
「あなたの旦那様よ。」
「…えっ?」
「昨日もお話したでしょう?あなたの旦那様は、学園内でも有名だって。」
私は呆れて、その人だかりに近づいた。
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