謎の美女、聖良!

7/9
前へ
/83ページ
次へ
「ちょっと!何ちやほやされてんのよ!」 私が叫ぶと皆がこちらを見た。 「いきなり何?あなた。」 「見たことない子だね。」 今度は皆は、私の方を見てざわつき始めた。 「よう、夏名。昨日はちゃんと眠れたか?」 「あんたね、あんまり注目浴びるようなことしないでよ!私が恥ずかしいじゃん!」 そう言うと、クラスの女子が身を乗り出してきた。 「あなた、宮嶋先生に何てこと言うの!?誰なのよ!」 「おやめなさい。」 聖良の一言で一瞬で騒ぎが収まった。 「夏名さんは、宮嶋先生の奥様よ。この学園の編入試験を合格された、とても賢い方なのよ。」 「え!?そうだったの!?」 すると、皆の態度は急に変わった。 「さっきはごめんね!」 「聖良さんがあそこまでいうお人だとは知らなくて…。」 「仲良くしようね!」 聖良ちゃんって、何者…? .
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

297人が本棚に入れています
本棚に追加