冗談じゃない!

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歩き始めて数分、目の前に建っていたのは、目を懲らすほどの立派な学校だった。 「………こ、ここ…?」 何度見ても、正門には『アンナ女学園』と書いてある。 正に、お嬢様学校と言うに相応しい建物だった。 「す…すっごい!!これが私が通う学校なんだ!」 私は、心を躍らせながら正門をくぐった。 それにしても、奇妙な光景だった。 周りのどの生徒を見ても、男性が隣にいる。 まるで、恋人同士のように。 ……ここって、女学園じゃなかったの? 一瞬疑ったが、男性の全員が年齢的に高校生には見えないし、着ている服も制服ではなさそうだ。 じゃあ一体…? .
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