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ＳＩＤＥ:？
｢はぁ……、今回の任務も疲れたぁ…｣
史翔のいる場所からほんの数十メートルほど離れた場所に白を基調とし、蒼いラインが入った服を着た少女が歩いていた。
｢さっさと隊長に報告して休みたいなぁ～｣
髪は茶髪を肩まで伸ばし、瞳は意志の強い金眼をした160㎝程の少女の名はメイ=シグハザード。
ここ、共和国が民間人の平和及び共和国の治安を守るためにとして設立した対魔族用戦闘部隊『蒼雲の翼』に所属する16歳の少女である。
｢そもそもこんな任務を一人でやるって言うのが無理があったんだよ……｣
メイは蒼雲の翼から受けた任務を果たすために一人で依頼があった村に派遣された。
そこで遭遇した魔獣は尻に鋭い針と背中に羽を持ち、黄色と黒で彩られた身体の虫型の魔獣『ビート』
毒自体を持っているわけではないが狂暴な性格していて共和国でも恐れられている魔獣である。
｢こんな任務を一人でやらせるなんて隊長に一つでも文句言ってやらないと!｣
そう息こんで歩く速さを気持ち速くしたその瞬間……
『ガァァアアアアアァァアアアアアア!!』
｢あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁああ?!!｣
｢っ!?悲鳴!?｣
魔獣のおたけびと男性の悲鳴を聞いてメイは任務で培った感を便りにその方向へ駆け出した。
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