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ふりかえると
大きな白いハマー
俺の憧れの車
そこに立っていたのは…
「かずっ、迎えにきた
決めてほしいんだ、かずに
俺んとこに来るか、このまま結婚するか」
眉毛を下げた困った笑顔
仁の顔が見れなかったんだ
最後の一雫まで流したと思ってた涙が
またこぼれそうだったから
それでも俺は
揺れながら 迷いながら まだ、信じ続けてたんだ
「…遅せーよ、仁」
きっと今ならわかる
俺幸せに笑ってるって
大好きなハマーに乗って
fin.
おまけ
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