うたいつづけるとき

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sideJ L.Aにきてもう3ヶ月 学校の帰り道 映画のワンシーンにありそうな線路がある 俺のお気に入りの場所 今日もL.Aは天気がいい 風も雲も流れてく まるで空っぽの俺と 対照的に忙しいそうだ 何も信じれなくなった 誰にも話せなくなった かずにさえ… それでも傍にいれば、傍にいたくて なんて考えてても かずも気づくよな? うわべだけの グダラナイ未来なんて必要ない 独りが嫌なのに 独り 吐き捨てることしか出来なかった 結局逃げた かずを置いていった 何か見えると思ったのに まだ俺は 空っぽなんだ…
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