満月の夜に

3/8
前へ
/60ページ
次へ
彷徨う俺の視線の先にはいつも亀梨がいる 無邪気に笑い 真剣に歌い、踊る たまに見せる切なさや戸惑い 隠しきれない悔しさ 手にとるようにわかるのに 亀梨は俺の腕の中にいない 俺は男だし亀梨も男 ましてや芸能人でグループも一緒 気持ちを伝えるには 壁が高すぎる 亀梨が俺のことをどー思ってるのか知らないけど 俺と同じじゃないことはわかる きっと一生好きで 一生片思いし続ける相手 俺はそれでいいと思ってる でも 人間は欲ばっかりで出来てるみたいで もう見てるだけじゃ足りなくて 腕の中に引っ張りこませたくなる…
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

480人が本棚に入れています
本棚に追加