満月の夜に

8/8
前へ
/60ページ
次へ
そんな風に始まった俺らの恋は 彦星と織り姫よりロマンチックだと 今でも思う 今日みたく満月の夜は特に 「…じん?」 不安げな声に笑顔を向ければ かずもベランダに出てきた 「今日、ちょー月がキレイ」 「ほんとだね 仁がいたら月見てても 寂しくならないね」 あの日俺とかずを照らした月は 今日も俺らを照らす そしていつまでも 俺たちが寂しくないように 道しるべになってくれるはず fin. 今日は満月ですね とってもキレイに見えて昨日の十五夜につづいてよく見えてます ちょっと切ない月明かりと 仁さんの回想を混ぜてみたかったのに ダメでした また頑張ります
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

480人が本棚に入れています
本棚に追加