七夜&白レンvs遠野&黒レン

21/22
前へ
/38ページ
次へ
「…………?!!」 当たったのは白レン。 避け切れない、と悟った七夜が咄嗟に盾にしたらしい。 「ッ…七夜!?どういうつもり!!!!?」 「…いやあ……レンは後二回チャンスが有るし、俺は後が無いんだから、君を盾にするのは合理的だろう???」 「私に後が無くなるじゃない!!!」 「俺が庇えば良かったのか?? その場合…君一人で奴に勝てるのかい???」 「うっ…そ、…それは…」 白レンは七夜に言いくるめられ、尻込みをしてしまう。 七夜の言う通り、きっと白レンでは志貴に勝つ事は出来ないだろう。 腐っても相手は七夜だ、一瞬の油断が命取りと成る。 「わ…分かったわよ!!! 今のは許して上げるわ…//」 白レンは腕を組み、そっぽを向きながら七夜に告げる。 「あの~……話、終わりました~…???」 白レンと七夜のやり取りを見ていた志貴が気まずそうに話す。 「…ええ、始めましょう!!」 白レンはしゃがんで雪玉を作り出す。 「そっちは2人だからって、油断するなよ!!!」 誰よりも早く、志貴が駆け出した。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加