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「…………?!!」
当たったのは白レン。
避け切れない、と悟った七夜が咄嗟に盾にしたらしい。
「ッ…七夜!?どういうつもり!!!!?」
「…いやあ……レンは後二回チャンスが有るし、俺は後が無いんだから、君を盾にするのは合理的だろう???」
「私に後が無くなるじゃない!!!」
「俺が庇えば良かったのか??
その場合…君一人で奴に勝てるのかい???」
「うっ…そ、…それは…」
白レンは七夜に言いくるめられ、尻込みをしてしまう。
七夜の言う通り、きっと白レンでは志貴に勝つ事は出来ないだろう。
腐っても相手は七夜だ、一瞬の油断が命取りと成る。
「わ…分かったわよ!!!
今のは許して上げるわ…//」
白レンは腕を組み、そっぽを向きながら七夜に告げる。
「あの~……話、終わりました~…???」
白レンと七夜のやり取りを見ていた志貴が気まずそうに話す。
「…ええ、始めましょう!!」
白レンはしゃがんで雪玉を作り出す。
「そっちは2人だからって、油断するなよ!!!」
誰よりも早く、志貴が駆け出した。
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