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するとどうでしょう。
小さな体には、ことさらに早く眠り薬が回ります。
白雪姫はゆっくりとその場に座り込み、眠ってしまいました。
この薬を口にした者は、丸一日は眠り続けます。
お妃様が合図をすると、七人の男が物陰から出てきました。
私は用意していたガラスの棺に、白雪姫を寝かせました。
「よろしく頼みますよ」
棺を担いだ男たちに、お妃様は深く頭を下げました。
森の奥深く、町へと向かう白雪姫と七人の男たちを見送りました。
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