白雪姫の母

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 翌朝。 まだ深い眠りの中にいる白雪姫を抱えた兵士は、静かに馬を走らせ城門をくぐりました。 白雪姫の部屋には、誰もいません。 「これでよろしいでしょうか?」 「まだです。白雪姫は森で死ぬのです。これ、お前。死んだ証として、白雪姫の肝を持ってまいりなさい」 私は命じられたまま、森へと出かけました。
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