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白雪姫の死に、王様はとても悲しみました。
探し出して手厚く葬ろうと言いました。
お妃様もとても悲しみましたが、
「あの美しい白雪姫は、私たちの心の中で永遠に生きていますよ」
と、慰めると、白雪姫によく似た女の子を連れてきました。
粉雪のように白く透き通る肌、林檎のような赤い頬、大きな瞳と黒い髪はよく似ていました。
「白雪姫ほどではないけれど、とても美しい」
王様は涙を流しながら、その子を抱きしめました。
「お望みのままに」
王様はお妃様の頬にキスをすると、とても嬉しそうに寝室に戻りました。
その日の夜。
寝室からは、悲鳴にも似た、喜びの声が聞こえました。
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