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授業終了のチャイム。
それは作戦開始を意味している。
作戦1:永森さんを、怪しまれずに体育館裏に呼び出す。
これは、裕二の巧みな話術で体育館裏に誘導することが出来た。
「それにしても、よくあんなに巧く嘘をつけるな。」
「誰かさん達のフォローをいつもしてるからねー」
「………非常に申し訳ない………」
俺や聡太がいろいろやらかしても教師からほとんど怒られないのは、ひとえに裕二のフォローのお陰なのだ。
「僕は別に一樹とは言ってないよ?」
……若干口調が怒ってるような気もするが気のせいだ、うん。
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