放課後

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「ってあれ?なんで俺ん家?さっき思いっきりスルーしちゃったけど。」 「ちょっとそれは…」 まあ、アイツの考えてる事なんて分かんないよね~。 って本当にあいつは何考えてんだ? 俺ん家を集会所かなんかと勘違いしてないか? 「まあ、俺について来てくれたらいいからさ。裕二も来るだろ?」 「僕も行っていいの?呼ばれたのは永森さんだけなんだし。」 俺ん家なんだから、別に俺の許可があればいいと思うんだが。 「あのー、大島さんはみんなでって言ってましたから大丈夫だと思いますよ?」 だからアイツは人ん家をなんだと思ってるんだ。 「聡太は来る?」 裕二の問いに聡太は小さく頷いた。 永森さん居るのによく来れるな。 そうこうしているうちに、俺ん家に到着。 そこで俺は、世の中は弱肉強食だという事を、身を持って感じるのだった。
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