1人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんでも埼玉から一人、転校してくるんだって。」
「ほ、ホントか？それは野郎か女の子、どっちなんだ？」
コイツはこういう類の話が大好きだ。
案の定、食いついてる。
「女の子だって。結構可愛いらしいよ？」
「よっしゃー！俺に春が来た！」
駄目だコイツ。
夏休みが終わっても、聡太の脳内は御花畑みたいだな。
「アンタ、まだ会ってもないのに、バカじゃないの？それより、何で裕二は知ってるの？」
同感だ、二つとも。
あ、聡太凹んでる。
同情は別にしないが。
「サッカー部の人から聞いたんだよ。手続きか何かで来たんじゃないかな～？」
最初のコメントを投稿しよう！