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「天皇の許可は取ったんだ、あとは罪にならない銃を何人の国民に渡すかだ。
少なすぎても効力を発揮しない」
総理はまだ顔を上げない、総理や大臣などの重役とその家族は特別にこの計画中は他国へ逃げることが許されているが、それ以外の人達は空港などの海外へ逃亡することが可能な交通手段はすべてストップさせられる。
当然、総理の友人や親戚は国外へ逃げることは許されない。
「総理、我々はあなたの判断に従います。
ご決断を!!」
「わかった、銃は小学生以下と65歳以上の老人を除いた内の300万人に。
1人につき30発、銃を送るのはなるべく銃を使いそうな若者にしてくれ。
そして期間は明日の10月20日7時から1週間、10月27日7時までだ」
初めて総理は顔を上げた、その顔は決意に満ちていて迷いを感じない。
「すぐに銃を300万人の国民に送るんだ、そして私達は家族を連れこの国を出よう。
その後、すべての交通手段をストップするんだ!!」
「わかりました総理、すぐに手配します」
重役達は続々と部屋を出ていく。
自分達は一時的だが安全な場所へ行ける。
これからこの国がどんなに狂ってしまうかなど知るよしもないのだ。
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