贈り物

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でも2年になって数週間が経った日、オレは決心したんだ、想いを伝えようと。 運がよく2年連続で結衣とは同じクラスになることが出来た。 そして友達などを介して結衣を呼び出すことに成功したんだ。 近所の公園、あんなに近くで結衣を見るのは初めてだった。 段々と高鳴る鼓動。 今から告白するんだ・・・・ 『当たって砕けろ』 その言葉がこの時よりも現実味を帯びていたことはない。 「僕は高木さんのことが好きです、もしよかったら付き合ってくれませんか?」 上手いこともかっこいいことも言えなかった、自分の素直な気持ちをただ言葉に出しただけ・・・・・・・・振るんだったら振ってくれ・・・・・・ しかし結衣から返ってきた言葉はまったく予想外のものだった。 「私も真中くんのことが好き、でも今までずっと話すこともできなくて・・・・」 今なんて言った? 高木さんがオレのことを好き!? なんで? 嬉しいはずなのに、一番望んでいた返事だったはずなのになぜか素直に喜ぶことができなかった。
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