贈り物

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「なんでオレなんかでいいの?」 自分から告白してOKされたのにこんなことを聞くのは少しおかしいかもしれない。 「私ね高校受験の日に真中くんとすれ違ったの、その瞬間、一目惚れ・・・・っていうかそんなかんじでさ・・・・でも、真中くんは私のこと少し避けてるみたいだったから嫌われてるのかなって思ってた・・・・」 結衣は恥ずかしそうな顔を隠すように下を向いた。 「オレはずっと高木さんのことが好きだったけど、高木さんが可愛い過ぎて遠い存在に感じてたんだよ・・・・」 オレも少しだけ恥ずかしくなった、でも幸い結衣は下を向いている。 「遠い存在なんかじゃないよ・・・・これからはずっと真中くんの近くにいるから」 そう言って結衣は顔を上げ、満面の笑みを見せた。 それから今まで話してなかった分を取り戻すかのように数時間話し、その後公園を出て結衣を送るために結衣の家へ行った、もちろん家の前までだけど。
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