水木の野望

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      水木だ‼           暗くて妖怪みたいな顔しているのに、カラオケ大好きなのかー‼と意外性を抜群に発揮。          曲名は   『The虎○竜 ロード』        ぬおおおっ?!        いきなりテンション下がる曲をチョイスしやがったYOッ‼           水木は自分に回ってきたマイクをオレに差し出した。         水木「この曲好きなの…『歌って』‼」     はぁ?!      何ほざいてんだ妖怪人間風情がYOッ❗         しかし、回りを見渡せば、おまえ歌ってやれみたいな『空気』だYOッ‼                       ろー『ちょうど一年前に~♪この道を通った夜~♪』              あっ…なんだか…落ちてるよー雰囲気ー‼             ろー『二度とはもどれない夜~🎵』             歌いおわり、しんみりパチパチと拍手…          とんでもなく淋しい始まり方だった。          エミ「なんかせつないわねぇ…。」           しんみり…             水木「…まあまあだったわ。」           おいっ❗そこの妖怪人間‼     普通、ありがとうってセリフじゃないの義理でも?           水木「親迎えにきたって『ポケベル(この時代は大流行)』なったから帰る。」    と一言残し、帰っていった。           あいつ、何しに来たんだろ。     みんなそう思ったにちがいない。           ふと横を見ると…            …あっ!?       安西先生『…ムシャムシャ。』     安西先生が一人で食べてるよー❗           欲望のままにピザ、フライドチキン、ポテトフライを一人で『ムシャムシャ』むさぼっているよ―ッ‼           つづく。
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