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霊夢からおびただしい殺気を感じる。
「…霊夢……ッ!」
―ビュンッ
霊夢が放った弾幕が魔理沙の頬をかすり、お下げが切り落とされた。
―ツー
頬の切り傷から血がこぼれる…
「…れい…む?」
驚いた拍子に縁側から落ち、腰が抜けてしまって立つことが出来ない。
怖い…
霊夢が怖い…
「あ…ああ…」
ガタガタと恐怖に手足が震える。
「そん…に……すが……の…」
うつ向く霊夢が言葉を発する。
「…そんなにアリスがいいの…」
「え?」
「私はっ…ずっと…ずっと…!」
ツーっと霊夢に一筋の涙がこぼれる。
「そんなにアリスの事が好きならずっとアリスのそばにいればいいじゃないっ!」
―ドーンッ
弾幕が容赦なく魔理沙を吹き飛ばす。
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