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お互いのスペルがぶつかり合う。
だが…
「…え?」
魔理沙の十八番が押し負けた。
―ドゴーンッ
神社の境内にクレーターが出来る。
「魔理沙は…」
煙が晴れたクレーターに魔理沙の姿はない。
辺りをぐるりと見回すと…
「いた」
魔理沙はクレーターの外にいた。
「ゲホゲホッ」
うずくまり、口からは吐血。
魔理沙は霊夢のスペルカードに巻き込まれながらもなんとか逃げ出したのだ。
―ドカッ
「…グッ」
そんな魔理沙を蹴って仰向けにすると、その上に乗った。
「…ゼー…ハー…」
魔理沙は虫の息だ。
霊夢はとどめをさそうと腕を振り上げピタリと止まる。
「何で抵抗しないのよ!」
魔理沙は虚ろな瞳で霊夢を見上げる。
「…ゼー…お…まえ…が…ガハッ…好、き…だ…ゲホッ…から…」
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