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「どうしたの?……まさか…?」
少女は大声をあげ、泣き崩れた。
「魔法使いさん?冗談じゃない!
せっかく信じたのに…
裏切るなんてひどいよ…」
「誰が裏切ったって?」
―ズドンッ
光の極太レーザーによってドアが吹き飛ばされる。
煙がはれ、八卦炉を構え泣き顔のた魔法使いが現れた。
「ドアが開かなくてな、強引にこじ開けさせてもらったぜ!」
魔法使いは少女へ手を差し出す。
「さあ、お前に魔法をかけてやる。
お前に‘自由’という名の魔法をな!
もうお前を閉じ込めるものは無くなった。
一緒に行こう!
私が外の世界を教えてやるぜ!」
魔法使いは強引に少女を箒へ乗せ、星空の下を飛ぶ。
「どうだ?
これが外の世界だぜ!」
「すごい…すごいよ!」
「だろ?」
「うん!」
満天の星空の中
少女は魔法にかかったようにすっかり笑顔になっていた。
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