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その瞬間、目の前が真っ暗になった気がした。
嘘だろ…?
これを逃したら何時になるんだ?
オレは茫然としていた。
どうしよう?
これじゃ、夢の先に行けない…。
いつの間にかオレは、夢の先に執着していた。
オレは運転手に懇願した。
「ちょっと待ってくれよ!
オレもこれに乗せてくれよ!!」
運転手は何も言わなかった。
今度は乗客に懇願した。
「なあ、誰か頼むよ!
どうしてもこれに乗りたいんだ!!
夢の先に行きたいんだ!」
でも、誰も何も言わなかった。
「頼むから夢の先に行かせてくれ…」
オレの声は震えていた。
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